目次
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戦績
PJCS本戦最終32位(レート1595.771/12勝5敗)
構築経緯
私はいつも「対策しないと勝てない相手」の対策から構築を組み始めるのですが、レギュレーションFではコータス入りのトリパ、特にエルレイド入りがそれに該当すると考えました。そこで、スカーフトリックサーフゴーと水テラスモロバレルの先発がそのような相手に刺さることに気付いたので、この2体を採用することにしました。
そして、コータスやブリムオンの攻撃を受けることが出来るガオガエンを採用することはすぐに決まりました。単純にガエンバレルの並びは対応範囲が広くネット本戦に向いており、自分が使い慣れていることもあってここまでは固定で考えていました。
次にコータスを一撃で倒せるポケモンとして化身ランドロスを採用し、対トリルの選出が完成しました。
ここまで対トリルのことしか書いていませんが、上記の4体は汎用性が高くそれ以外の相手にも強いです。特にスタンに対しては化身ランドロスをガエンバレルでサポートするプランが刺さります。
それから、このルールにおいて最強のポケモンである連撃ウーラオスは自然に構築に入ってきました。対パオジアンにおいて安定性が高く、チョッキを持たせて炎テラスを切ることでカミユイにも強く出られます。また、Sブーストハバタクカミに対して、隣のポケモンが何であっても有利に立ち回れる点も評価が高いです。
最後に、ここまでで重いオーガポンやトルネロスの対策としてトドロクツキを採用しました。オーガポンに強いことは言うまでもありませんが、トルネロス構築に対しても追い風が切れる頃の竜舞が刺さります。自然に積み+ガエンバレルの並びになっているのも良い所です。
これで構築が完成しました。
因みに、今年はポケモンに取り組む時間があまり無かったので、上記の構築経緯はほぼ机上論です。命中不安技を1つも採用しなかったことと、ガエンバレル軸の対応範囲が広い構築を使ったことにより、上位の環境を知らなくてもプレイングで対応出来たことが今回の結果に繋がったと思います。トリパには1回も当たりませんでした。
個体解説
サーフゴー
テラスタイプ:はがね
持ち物:こだわりスカーフ
特性:おうごんのからだ
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/トリック/まもる
性格:おくびょう
努力値:H164 B28 C140 D4 S172
実数値:183-*-119-171-112-138
調整:
・172パオジアンのふいうちを確定耐え
・187ハバタクカミのシャドーボールを確定耐え
・スカーフ込みで最速テツノツツミ抜き
構築経緯に書いた通り採用理由は対トリルなのですが、このポケモンの最も評価している点は神速とキノコの胞子に耐性がある所です。これらは他の5体の自由度を高める要素であり、特にガオガエンに防塵ゴーグルではなくオボンの実を持たせられるのが大きいです。技構成と配分を見れば分かる通り、役割を遂行する為に生き残ることを重要視しています。
モロバレル
テラスタイプ:みず
持ち物:ゴツゴツメット
特性:さいせいりょく
技:ヘドロばくだん/キノコのほうし/いかりのこな/まもる
性格:ずぶとい
努力値:H236 B236 D36
実数値:219-*-132-105-105-50
調整:
・H3n
・B11n
テラスタイプは対トリル及びパオジアン、連撃ウーラオス、ガオガエンを意識した水で、連撃ウーラオスに対する遂行速度の高さを評価してゴツゴツメットを持たせています。HBに厚く配分しているのも主にこの3体を意識しているからです。攻撃技としては、かふんだんごは撃っている余裕が無いと感じたのでヘドロ爆弾を採用しました。因みにこのポケモンの本体は怒りの粉だと感じています。
ガオガエン
テラスタイプ:くさ
持ち物:オボンのみ
特性:いかく
性格:わんぱく
努力値:H244 A4 B124 D68 S68
実数値:201-136-138-*-119-89
調整:
・172水/岩オーガポンのツタこんぼうを確定耐え
・眼鏡187ハバタクカミのテラスムーンフォースを確定耐え
物理技を複数発耐える為にHB厚めの配分かつオボンの実を持たせており、叩き落とすは単体で詰め切れる範囲を広げる為に採用しました。テラスタイプに関しては元タイプとの補完の優秀さと対バレル性能を評価して決定しましたが、本当に草で良かったのかは怪しいです。ガオガエンがいないとパオジアンやゴリランダーを始めとした物理ポケモンが重くなるので、当然ではありますがサイクル構築には必須だと感じました。
ランドロス
テラスタイプ:どく
持ち物:いのちのたま
特性:ちからずく
技:だいちのちから/ヘドロばくだん/ちょうはつ/まもる
性格:ひかえめ
努力値:H52 B4 C196 D4 S252
実数値:171-*-111-176-101-153
調整:C11n
攻撃面では最強クラスのポケモンなので、パワーが低い代わりにサポートに長けるガエンバレルと相性が良いです。一般的には身代わりを採用されることが多いですが、身代わりを使うよりも攻撃する方が有効だと感じたので、トリルやモロバレルに対して安定感が増す挑発にしました。配分に関しては最速にするのが理想ですが、どうしても数値が足りないと感じたので準速にしました。
ウーラオス
テラスタイプ:ほのお
持ち物:とつげきチョッキ
特性:ふかしのこぶし
技:インファイト/すいりゅうれんだ/アクアジェット/とんぼがえり
性格:いじっぱり
努力値:H220 A236 B4 D12 S36
実数値:203-198-121-*-82-122
調整:
・H6n-1
・A11n
・D2n
対カミユイを強く意識してチョッキ炎テラスで採用しましたが、それ以外に対しても刺さることが多かったです。技構成はタイプ一致技3つと、ゴリランダーに対して撃ち得になりがちなとんぼ返りを採用しました。ディンルーの砂地獄から逃げるのにも使えます。
トドロクツキ
テラスタイプ:ひこう
持ち物:ブーストエナジー
特性:こだいかっせい
性格:いじっぱり
努力値:H100 A252 B4 D4 S148
実数値:193-210-92-*-122-158
調整:
・最速ウガツホムラ抜き
・H16n+1
環境トップのアタッカーに弱点を突かれがちなことを除けばタイプがとても優秀で、最大の役割対象であるオーガポンを始めとした様々なポケモンを起点にすることが出来ます。天敵のSブーストハバタクカミに対してはチョッキウーラオスが強く、水流連打を耐えられたとしても、アクアジェットで倒れるか交代して竜舞を積んだトドロクツキで抜けるようになるかの二択を強いることが出来ます。直前に採用を決めましたが、今大会のMVPです。
選出
構築経緯にも書いた通り今年はポケモンに取り組む時間があまり無く、各アーキタイプに対する選出を決めておくのが間に合わなかったので、毎試合その場で考えていました。
余談
記事タイトルの由来
(月=トドロクツキ)