社会不適合者の戯言

主にポケモンのダブルレートやWCSレートの構築記事を書きます。

【INC April 最終28位(レート1878)】壁ザシイベ

 こんにちは、STICKです。INC Aprilで最終28位(レート1878)を達成し、PJCS2022の出場権を獲得した構築を紹介します。

目次

構築

197-206-136-*-136-204

202-*-116-200-119-151

263-130-128-*-135-48

207-*-102-154-104-60

202-141-108-*-110-85

202-136-126-90-135-84

勝率

35勝7敗 約83.3%

○○○○×/○○○○○/○○○○○

×○○○○/×○××○/○○○○×

○○○○○/○○○○×/○○

INCあるある:中盤に負けがち

構築経緯

 INCに向けて様々な構築を試す中で壁下のザシアンとガオガエンが強いと気付いたので、ザシアン、オーロンゲ、ガオガエンの3体は固定で考えることにしました。

 次に、対ザシオーガにおいて以下の条件を満たすポケモンが必要です。

カイオーガの水技に対して受け出せる

ダイマックスカイオーガに勝てる

・ザシアンにも弱くない

 そして、これらの条件を満たす中で唯一まともなトリトドンを採用しました。

 それから、まだ伝説枠が残っているので誰にするか考えました。個人的に、過去のルールの経験からダイジェットを強く使えるポケモンの後発ダイマックスが強いと考えていたので、候補はホウオウ、ルギア、レックウザイベルタルに絞られました。この4体は全て試しましたが、以下の理由からやはり最も使用率の高いイベルタルが強いと感じました。

・ダークオーラの補正が乗ったダイアークの火力が高く、D下降との相性も良い

・オーロンゲからの妨害(特にでんじは)を受けない

デスウイングが高性能

 という訳でイベルタルの採用が確定しました。

 最後の枠には、初めは主にリザードン対策の為に襷レジエレキを採用していました。

 しかし、以下の理由から襷レジエレキはこの構築に合っていないと気付きました。

リザードン入りに出しても壁グラードンを軸に立ち回られると勝てない

・おいかぜ構築に刺さるポケモンだがおいかぜには壁で勝てる

・そもそも壁との相性が悪い

・パルバドに勝てない

 特にパルバドに勝てないことが最も重要で、初めは壁を活かしてトリックルームを枯らせば勝てるだろうと考えていましたが、モロバレルが厄介で最速起きしないと勝てないことが多かったです。パルバドはこの時期にかなり増えていた構築であり、対策を切る訳にはいきませんでした。色々対策を考えた結果、ぼうじんゴーグルを持たせたあくびアイアンローラーカビゴンでパルバドにほぼ勝てることに気付いたので採用することにしました。

 これで構築が完成しました。

個別解説

ザシアン

197-206-136-*-136-204

・1↑きょじゅうざんで165-110霊獣ランドロスを13/16で1発

・2↑せいなるつるぎで202-138ガオガエンを確定1発

・準速ザシアン抜き+3

持ち物:くちたけん

特性:ふとうのけん

技:きょじゅうざん/せいなるつるぎ/つるぎのまい/まもる

 選出率100%のこの構築の軸です。

 つるぎのまいは相手がガオガエンを出してくるのに合わせて使います。この技のお陰でAを低めにすることが許されています(にも関わらず、JCSやWCSでは剣舞切りでこの配分を使ってしまいました)。

 Sはザシアンミラーを意識して高めにしました(WCS終了後に205ザシアンを見かけて横転)。

ガオガエン

202-136-126-90-135-84

・222WキュレムのMaxりゅうせいぐんを確定耐え

・2↑で最速100族抜き、最遅90族抜かれ

持ち物:シュカのみ

特性:いかく

技:フレアドライブ/しっとのほのお/ねこだまし/すてゼリフ

 しっとのほのおはまけんきボルトロス対策で、本来の火傷させるという使い方は勿論、残りHPが僅かな相手を処理するときに隣も少しだけ削れるのが地味ながら強かったです。

 配分と持ち物に関してはこれで良いのか怪しいですが、どちらも想定外の活き方をすることが少なくなかったので変えられませんでした。但し、Sに関しては雑過ぎたと反省しています。

オーロンゲ

202-141-108-*-110-85

・0⇅244ザシアンのきょじゅうざんをリフレクター込みで確定耐え

・222カイオーガの雨Maxしおふきをひかりのかべ込みで15/16で耐え

・味方のガオガエン抜き

持ち物:ひかりのねんど

特性:いたずらごころ

技:ソウルクラッシュ/リフレクター/ひかりのかべ/こわいかお

 いかくとリフレクターできょじゅうざんを耐えるオーロンゲが最強でした。

 Dが低いオーロンゲはプレートや珠を持ったカイオーガのダイストリームを耐えられないという短所がありますが、トリトドンがいるので問題ありません。

 こわいかおはでんじはと違って、重いレジエレキやまけんきボルトロスにも通ることと外れないことを評価して採用しました。

トリトドン

207-*-102-154-104-60

・Maxだいちのちからで167-136ザシアンを確定1発

持ち物:リンドのみ

特性:よびみず

技:だいちのちから/れいとうビーム/じこさいせい/まもる

 個人的にこのルールでは構築に必須だったと思っているポケモンです。

 ダイマックスすることを想定しているので火力重視の配分で、ダイマックスが切れた後にあくびより強いじこさいせいを採用しています。

 また、じこさいせいがあるトリトドンの持ち物はリンドのみ一択です。

 配分に関しては、今はCを削ってHBベースにするべきだったと思っています。

イベルタル

202-*-116-200-119-151

・珠Maxねっぷうで199-136ザシアンを11/16で1発

持ち物:いのちのたま

特性:ダークオーラ

技:あくのはどう/デスウイング/ねっぷう/まもる

 ダイマックス適正が非常に高く、インターネット大会では最強の伝説枠だったと思います。

 ねっぷうの採用理由はダイマックス中にザシアンへの打点となることですが、全体技なのも地味ながら便利でした。ダイバーンでH振りザシアンを有利な乱数で倒せますが、倒せる前提の立ち回りは基本的にしない様にしていました。

カビゴン

263-130-128-*-135-48

・最遅白バドレックス抜かれ

持ち物:ぼうじんゴーグル

特性:あついしぼう

技:すてみタックル/アイアンローラー/あくび/まもる

 このポケモンを採用してからはパルバドにほぼ負けませんでした。

 すてみタックルは相手を倒せる範囲を最大限に伸ばす為に採用しました。

 因みに、グラリザが重いので今ならこの枠はヒートロトムにします。

選出

基本選出

先発:+()

後発:+()

対ザシオーガ

先発:+()

後発:+()

対グラリザ

先発:+/

後発:+/

対パルバド

先発:+()

後発:+()

ディアルガ

先発:+

後発:+

対黒馬オーガ

先発:+/

後発:+/

終わりに

 この構築はプレイングの難易度が低く、インターネット大会に向いていたと思います。その一方で、JCSやWCSでは通用しない構築に時間を割いてしまったのは反省点です。来年は環境初期から強い構築を握りたいです。

 余談ですが、日曜日の夜に最終レートまで上げて様子見し始めた時点では3位で、最終順位は28位だったので、自分のボーダー読みの正確さに驚きました。

 

尾張